ゴルフルームに掛る料金は住宅ローンに計上できない
私は2020年12月に新築で戸建住宅を建てました。過去記事でも2020月12~2021年4月までは引っ越し関連でバタバタしていてあまり執筆できなかった事を触れていますね。
独身にも関わらず新築で戸建を建てた理由は基本的に一つだけでゴルフは好きだけど打ちっぱなしに行くのは面倒。天候も関係なくいつでもゴルフできればいいなぁ。ではどうするか?部屋にゴルフルーム作ろう!そのために家建てなきゃ!みたいな割りと軽いノリでした(;^_^A
しかし建築業者と話していくうちにゴルフルームの施工は、家具を買うのと同じ扱いらしく、住宅ローンに計上できなかったのです。
施工予算は200万円を見ていたので当然すぐに手持ちで賄えず、ゴルフルームの導入は今日まで後回しにしていました。
しかし、2022年3月4日にめでたくゴルフルームが完成しました!ですので今回は実際に施工しないとわからない製品の裏側なども含め見ていきたいと思います。
ちなみにゴルフルームを作れる家を建てるなら
まず相談窓口に行って複数のハウスメーカーを
紹介してもらうのが一番オススメです。(無料)
天井高の変更や木造+防音設備という選択肢だけでなく、
鉄筋のお家にして防音を確保など、
通常の家造りと異なってくるからですね。
こちらの画像は家語-いえがたり-様のインタビューでも提供させて頂いております
ゴルフシミュレータは SkyTrak を採用
一昔前はシミュレーターゴルフ自体が少なく、練習するなら打ちっぱなし+打ちっぱなし練習場で開催するスクールが一般的でした。
しかし近年になってインドアで開催するシミュレータゴルフスクールが急激に流行り始めました。
都内近郊でのシミュレーションゴルフスクールの一つ「ゴルフサンクチュアリ」は私も一時入会してましたがこのスクールもSkyTrakを利用しています。実際自分が試していてスクールでの飛距離と、コース回った時の飛距離は殆ど違いありませんでした。
SkyTrakの良い所はシミュレータとしての精度が高い割に比較的に安価でホームゴルフが実現できる所なんですよね。
今のご時勢、安価であっても飛距離の精度がしっかりしてないと、口コミサイト・SNSであっという間に干されます。そういった悪評がないという意味でもSkyTrakの精度はしっかりしていると断言していいでしょう。
近隣迷惑にならないなら戸建が必須
ホームゴルフに最適なSkyTrakではありますが実際に導入となるとハードルが高いです。
マンションや賃貸ではドライバーを使った時の騒音心配もありますが、一番の懸念は天井高さです。一般マンション/住宅では2.4m~2.6mが標準ですが、ドライバーの長さを室内で思いっきり振るには2.8mの高さは必要です。
これを実現するには戸建であり、2.8m~3mの天井高さが実現できるハウスメーカーか工務店に依頼する必要があります。
公式サイトではかなりの簡易装備でもシミュレーションゴルフ楽しめますよ!といった宣伝してますがマンションだと天井高さ決まっているし、ドライバー振るえたとしてもドライバーのミートした音って瞬間70~80デシベルって言われています。
マンションは鉄筋コンクリートなので隣の音には強いですが、上下の音には弱いです。少しでも近所トラブルになる危険をはらむなら、ゴルフルームを入れる時は戸建(木造住宅)+防音設備併用が大事という事がわかると思います。
以上の事から自宅にゴルフを取り入れたいと考えている方は戸建て+新築前提であることを念頭に入れておきましょう。
実現の流れ
- 家建築に最初に関わるのは営業なので最初の段階で天井高を確保した家を作りたいと相談する
- その後、SkyTrakの営業さん含めて詳細を詰める。(実際話していくと画面を映すプロジェクターは天井に設置する場合、HDMIを空配管にしたりブースクッションや消音スクリーン施工にはあらかじめ下地が必要だったり、導入が簡単でないことを知る)
俗に言うセミオーダー以上の注文住宅が必要でそれ以外ではリフォームが前提になりそう。天井高は確保した上で(;゚Д゚)
私の場合はこの為にハウスメーカーの営業さんがSkyTrakの営業さんと一対一で最適なゴルフシミュレータの環境を打ち合わせしてくださった時もありました。
ありがたいことこの上ないですね。
SkyTrakの予算/費用
今回の要望機材は以下の通りで下記の価格でした(;゚Д゚)
最初の予算で180万円+αかと計算してましたが工事費で30万円加算して消費税込みですが200万円オーバーでした(;゚Д゚) もし、新築の場合工事をハウスメーカーにお願いする方法もあります。それが実現すれば30万はかからないということになります。
私の場合、最初からゴルフルームを入れるつもりで前提工事もハウスメーカーにしてもらえるよう、相談してましたが割と直前になって「ゴルフ設備を建築の段階で入れちゃうと住宅審査が通らない可能性がある」と言われてやってくれませんでした。
業界の情報は私の知る所ではないので納得するしかなかった感じです。
これはハウスメーカーによって対応が違うかもしれませんので相談した方がいいですね。
この工事代を抜いて私が導入した設備は以下の通りです。(工事費など一部省略)
- SkyTrak PC/モニター(本体・スタンダードプラン込) 675,000円
- プロジェクター 3000ルーメン 280,000円
- スタンスマット 48,000円
- モーションリプレーカメラ2台 155,000円
- 消音スクリーン 80,000円
- 圧縮チューブマット 128,000円
- ブースクッション(38枚) 228,000円
気になる所として上記設備は詳細なスペックが製品一覧に一切書かれていないんですよね。
SkyTrak本体は置いておいてもプロジェクター・パソコン・モニターはどこかしらのメーカーが出しているものを利用しているに過ぎないはず。
今回イナコーはどこにも公開されていないSkyTrakが提供するマシンスペックがどれくらいなのか調べてみました。
PCのスペック発表
ざっと全ての情報を調べた所、支給されたPCのスペックは以下の通りでした
ポイント
- PC本体はパソコン工房(BTO)/iiyamaミニタワーのカスタマイズPC
- OS:Windows 10 Pro(Homeではなかったから格上)
- CPU:Intel(R) Core(TM) i5-10400 CPU @ 2.90GHz(現在パソコン工房でミニタワーを作ろうとすると11400になっていたので一世代前かも)
- メモリ:16GB搭載
- ハードディスク:PlexTor SSD 256GB(初期状態だとまだ190GB余っている)
- グラフィックボード:NVIDIA GeForce GTX 1650搭載
控えめに言って高めなスペックだと思いました。パソコン工房はゲーミングPCのカテゴリもあって、そこまでではないものの、ゲームをやる時は必須なグラボをきっちり搭載している所は評価高いです。
製品であるSkyTrakをラグなく楽しめるために入れているのだと思いますが、ハードディスクの余りも多くあり、ゲーミングにも応用できそうなので極端な話…スペック的にプライベートパソコンとの兼用も全然可能です。
27インチ モニター
製品情報には27インチ モニターとしか記載しておりませんでしたがこちらのスペックは下記の通りでした。
価格は25000円くらいと現実的なスペックのモニターを使用していたようです。まぁSkyTrakPCってモニターもセットなので原則変更等はできないかと思われます(;^_^A
私の場合は元々注文しようとしていたPC-BOXが99,000円と高すぎたので削減できないか聞いた所、PCの格納スペースとモニターの置き場所があれば代用可能という事を聞いたので私は80,000円くらい安い下記で代用しました。
プロジェクターのスペック
プロジェクターに関してはEB-1795Fが使用されていました。見積書で3000ルーメンとありましたが製品的には3200ルーメンのようです。
1795Fが一番高いようでオープン価格198,000円(税込)。え?でも見積り額は28万円(税抜)だったよな。
参考URL https://cart.sky-trak.com/products/PJ
SkyTrakでの購入の場合取り付け金具(33,000円程)と予備ランプ(13,407円)も付属していますがこれを楽天ショップ単品とプラスしても248,0000円くらいです・・・。とはいえ、金具はSkyTrak公式ページと写真が違うのから、あらかじめ在庫を用意していてその時の金具はもっと高かったと考えるしかなさそうです(;^_^A
私は気にせずメーカーお任せにして購入してしまいましたがもし自前で用意して取り付け工事費のみってしていたらもっと安かった?(;゚Д゚)
ちなみにこのプロジェクターは音声出力もできました。ただ音を出すだけなら別途スピーカーを準備する必要はなさそうです
圧縮チューブ
圧縮チューブはSkyTrak公式しかないものでボールの衝撃を吸収してくれるものです。
遠目に見ると人工芝っぽいのですが拡大すると確かにチューブなんですよねw
靴下でも歩くとゴツゴツしてるので歩きづらいです。このマットの上を歩く時は練習用ゴルフシューズやスリッパの利用をオススメしたいです。
ゴルフがうまくない方は跳ね返りに注意
実際、部屋に入れてみて利用してみた感想ですが、消音スクリーンを入れてボールを打ってもスクリーンが跳ね返って後ろまで行くことがあります。
しかし、やっていくうちに主に「トップした時」に跳ね返りが起こりやすいことがわかりました。トップした時はボールの転がりに過剰なトップスピンがかかりますのでそのスピン力でスクリーンを駆け上がって後ろにピョーンと飛んでいく感覚です。
通常ショットであれば消音スクリーンに当たればそこでボールは落ちますので安心してホームゴルフを楽しめます。
あとSkyTrakは赤い点を根元にしてボールを設置するのでボールをクラブのソールで叩くトップはクラブが地面に行かないので機械が認識しない事が多々です。
そのほか、モーションリプレーカメラを導入していればショットが終わった直後に自動でリプレイを再生してくれます。これについては事前見学でどういった感じなのか見せてくれますので問題ないと思います。
まとめ
以上が我が家におけるゴルフルームでした。12畳(幅3.35m/奥行5.15m/高さ3m)の一部屋でしたが、それでも奥行は割とギリギリですw(設計上は5.46mだったが防音材を入れた分マイナス) 自分は建築予算を抑えめにするためにあえて30坪未満にしましたので12畳の確保が精一杯でしたが、できればシミュレータルーム施工に14畳は確保するのが理想です(;^_^A
とはいえ、ゴルフ家族を作りたい!夫婦でゴルフをいつでも楽しみたい!と考える方にはSkyTrakは最適な選択だと思いました。
この記事を参考にして、一戸建て計画を立ててある程度
構想がまとまってから注文住宅相談をしましょう。