今回はLIXILの高級なお風呂というイメージが強いスパージュを使用した感想を綴りたいと思います。
TOTOとの費用面による比較
スパージュとはLIXILが取り扱っている浴室商品の一つです。肩湯・ジェットバス(2021年版は肩湯・肩ほぐし湯・腰ほぐし湯)といった高機能な設備がついていて更に打たせ湯・オーバーヘッドシャワー・アクアスポットなど、本当に高級ホテル・スパにあるような機能が入った高級なお風呂です。ただし、機能は確かにすごいですがお値段もものすごく高いです!
商品 | タイプ | 値段(戸建用:1616サイズ) |
スパージュ(SPAGE) | PZ | 2,278,000円 |
PX | 1,490,000円 | |
CZ | 1,826,000円 | |
CX | 1,136,000円 | |
BX | 1,006,000円 | |
シンラ | G | 2,289,000円 |
R | 1,878,000円 | |
B | 1,878,000円 | |
D | 1,445,000円 | |
C | 1,108,000円 | |
アライズ | K | 1,090,000円 |
サザナ | P | 1,089,000円 |
表を見ていただけると大体わかりますが、スパージュの一番下であるBXタイプの値段と次点の商品であるアライズの一番良いタイプと値段がほぼ同じなんです。ちなみにTOTOのスパージュ相当の商品であるシンラとその次の商品であるサザナも一緒に貼ってみましたが、やはりメーカーによる値段の差は殆どありません。
何故スパージュにした?
私はデスクワークで仕事をしている関係上、どうしても腰に負担がかかるため、ジェットバスは絶対希望でした。で、次にスパージュを選んだ理由は本当に偶然だったのですが私が家を建てようと決めた時に紹介された不動産会社で、無料でスパージュにアップグレードできるキャンペーンをやっていました。
このキャンペーンは店舗毎に内容が異なっていてキャンペーン開催月末までに棟数限定で契約した時についてくるもので、家建てることを決心したときは割と直感だったのですが通常のお風呂からキャンペーンのスパージュにアップグレードする額が計算したら大体80万円だったのでそれが無料になったと考えると本当にお得でした。
その後建築中などで担当者に伺った所、この「お風呂を無料でスパージュにできるキャンペーン」はこれ以後一度もやってないそうで本当にこの時だったみたいです。相当運がよかったと思います。
我が家のスパージュはこちら
我が家が装備したスパージュはこちらです。高級感を重視するため、珍しい黒の浴槽を選んでみました。
こちらの画像は家語-いえがたり-様のインタビューでも提供させて頂いております
設備・仕様(入浴剤大丈夫?)
いくらキャンペーンでスパージュになったからといってもキャンペーンの価格には限界もあり、スパージュの中でも一番安価なBXプランにアクアフィール周り(肩湯・サイレントジェット)と浴室暖房乾燥機と壁のグレードがある程度アップしている仕様でした。なので今回は私が付けた設備について実際の感想を述べながらオススメ度を記載していきたいと思います。
アクアフィール(肩湯・サイレントジェット(2021年以降だと腰ほぐし湯?))
オススメ度
せっかくスパージュにするならこれは絶対につけないとスパージュにする意味がないですよね。画像は湯舟の横についている操作ボタンです。
チェックポイント
- 真ん中の 入/切ボタン を押すと最初はジェットバスが吹き出す。
- 右下のボタンを押すと肩湯への切り替えが選択できる。※つまり肩湯とジェットバスは同時に動かせない。(後発のTOTOのシンラなら同時に出せるみたい)
- ジェットバスは程よい刺激でサイレントと名前がついてるだけあって音は殆ど気にならないレベル。ただし温泉施設にあるジェット風呂のような力はありませんので過度な期待はしない方がいいです。
- 左下のボタンは強弱。つけた時は強で強/弱/パルス(無・弱・強の混合)の3段階で変えられる。肩湯の時、パルスにするとメリハリがついて気持ち良い。
- 右のはアクアフィールライトといって水の出てる部分のライトがつく。これを押すと通常のライトは自動的に一番暗い色に切り替わる。肩湯浴びてる時は背中を向けているので正直実用性は薄かったです。
パルスとアクアフィールライトを実際組み合わるとどうなるのかわかりづらいですが動画撮ってみました。
肩湯をつけると宣伝にもあるようにお湯の量が少なめでも肩を暖められ、血行の促進が望めますので1ランク上の浴室が欲しい方は是非導入を検討してみてはいかがでしょうか?
ちなみにアクアフィールはお湯を循環させるため、入浴剤を使わない方がいいと言われていますが、私は普通に着色料の入っていないお湯に溶ける炭酸タイプの入浴剤を使っています。寿命が短くなってしまうかはその時になってみないとわからないため、何かありましたらまた報告させて頂きます。ただ着色が濃いタイプの入浴剤や天然温泉由来の入浴剤(硫黄・湯ノ花など)は循環口などに付いたり沈殿して残ってしまうタイプが多いので使わない方がベター。お湯は使ったら残り湯にせず、その日のうちに必ず捨てるを心掛けた方がいいです。
2020年末に購入して2023年現在、入浴剤使い続けてますがまったく問題出てません
フルデジタルサウンドシステム
オススメ度 +156,500円
これはキャンペーン対象外だったのでオプションでつけました。上にあったボタン写真の左側ですね。上のBluetooth(ブルートゥース)のボタンで端末と一度リンクさせれば後は浴室のスイッチ(ライトをつける場所にある)をON/OFFするだけで浴室スピーカーから流れますが、とてもクリアな音質です。私はこれで防水カバーをつけたiPadと連携して音楽聴いたり、動画を見ています。
もちろんもっと安価に済ませたければ下記のようなポータブルスピーカーを使えば15万円出す必要もないのですが、私はやはりこういったポータブルものはちょくちょく充電が必要になるから作業が増えるのと置きスペースをとってしまうため、窓際に植物を置きたかったのでやめました。
ライン照明 調光調色機能
オススメ度 +100,000円
こちらもキャンペーンでは普通のダウンライトだったのでオプションでアップグレードしました。肩湯と組み合わせると確かに雰囲気は出ますし、3種類に色を変えられるのですが、私の場合、大抵夜入るため、使うライトは変わりませんが、たまーに昼間に入る時はライトを変えたりして気分を楽しんでいます。
パールブラックの浴槽
オススメ度
高級感を出すためにあえて選んだ黒ですが、これは正直オススメできないです。。特に髪の毛と混ざってしまい、掃除する時にどこにあるかわからない!掃除が終わってお湯貼った後に残ってたりするので掃除の時の弊害がヤバい。あとは上で見せたアクアフィールライトの動画ですが、つける前も周りが黒なので違いが殆どわからなかったですね。。
よくある組み合わせが浴槽の中は明るい色で回りが黒とかですかね。
組石グレーの壁
オススメ度
これはカタログにもあるように見た目で高級感を出せてよかったと思います。ただ、引っ越し前や通常の家庭では明るい色が主流だったのでグレーの壁を使い始めた頃は圧迫感を感じました。今は慣れたので問題ありません。非日常の演出には良いと思います。だからこそ浴槽の中は明るい色にしてアクセントを持たせればよかった;;
つけなかった設備・仕様とその理由
アクアタワー・オーバーヘッドシャワー・打たせ湯
これをつけなかった理由は簡単です。キャンペーンのベースはあくまでBXのものでこの二つをつけるとなると自然とPZ/PXにランクアップしなければならず、スパージュの中でも一気に値段が跳ね上がるからです。なので私は写真にある通り、洗い場は通常のシャワーを選択しています。PXならBXと値段は大差ありませんがカタログ見た感じだと、立ってシャワー浴びるしかなく、使いづらそう。。。PZのようなお金は出せないけど、どうしてもオーバーヘッドシャワーを使いたい人用みたいですね。
アクアシアター
浴室テレビですね。これは検討しましたがやめました。32型は約41万かかるし、16型なら自分は目が悪いので見えない。「iPadで動画見ればいいな」という結論で入れませんでした。
アクアスポット
暗い中、本を読んだり上から照らす水の反射で雰囲気は出そうですが、私の場合iPadの液晶で動画を見たり電子書籍を見るので不要でした。(液晶のバックライトで十分)
まとめ
私2020年の時に建てたのでこの仕様でしたがこの記事のためにカタログ見返してたら2021年版はアクアフィールに肩ほぐし湯が追加されていた。。腰ほぐし湯は私の時でいうサイレントジェットでその機能を更に腰に寄せた感じでしょうか? あ、でも肩ほぐし湯いいなぁ。。肩湯は血行促進になりますが、肩のマッサージを兼ねていると思えばそうでもない。(打たせ湯が肩こり対策だと思っていたので代わりが出た感じかしら)
2021年のスパージュはもし2020年の時と値段変わらずこの機能ならいいですね。羨ましい。
まぁ私はキャンペーンにあやかって付けたので、もし今年建てようと思ったとしてもこんなスパージュキャンペーンはもうやっていないです。値段考えたら去年建てておいてよかったと思います。
いかがでしょうか?スパージュの導入を検討している方にとって参考になれば幸いです。